2012年3月アーカイブ
『技術畑』『営業畑』、という言葉があるように、どうやら「技術職」と「営業」は、別のモノという意識が昔からあった。
自分はどう見ても「技術」屋。
そう思うのは、自社製品をお客様に語る際、営業職は、欠点を隠して良い点だけを繰り返し強調する。(と、思っている。)
しかし、私は、正直に「これはココが良くない。」と言ってしまう。それは、欠点も認めてその上で良い点を気に入ってもらえれば、それでよいと思っているし、欠点を隠すことは、嘘をついているようで自分自身で納得が行かない。それを含めて、自社製品、ひいては、自分を気に入ってもらえるのが理想だと思っているからだ。
これを、自分なりの物差しで、技術職だと思っている。
自分が客の立場になって店に電気製品を買いに行く際、店員は製品の悪い点は絶対に言わない。
良い点だけのセールストークを勉強してから売り場に立つので、実は本当に悪い点を知らないだけなのかも知れないが。
私の考えでは、お客に電気製品を売る際には、その客の使い方を知り、後で後悔しないような値段と性能のバランスを見立てて、選んであげるのがプロの店員だと思う。
正直に「ここはちょっと・・・」と、頼まなくても言ってくれる店員に私は深い信頼を置く。
欠点があっても自分の使い方で問題が無ければ良いわけだし、承知の上で買えば後で後悔しない。その分旧製品だったり廉価モデルで安く買えるというメリットが有れば逆に嬉しい。
初めて接客してもらう店員に、私は、買おうと思っている製品の欠点を聞く。
ここで、すらすらと欠点を語れる店員は、スキルが高いと判断でき、その後も必ずその人を尋ねて行って接客をしてもらうし、知人を紹介することも多い。
彼らのお蔭で、考えもしなかった全く別の品物を買うこととなり、結果的に大満足することも多い。
過日、接客中の話を背中で聞いていたところ、店員が製品Aを薦める時に、Aはとても良い、他のどの製品よりもおススメだと言っている。しかし、その客が製品Bに興味を示した時、彼はBがとても良い、と言い出した。
こういう店員には、私は決して接客を頼まない。
(写真と本文とは、何も関係ありません)
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