Vistaをお使いの方へ

 私のパソコンのうち、一台はSONY Vaioなんだが、これが、Windows Vistaだ。

 マイクロソフトの、「Windows Vista 製品のメインストリームサポート終了についてのご案内」(←ここをクリック)によると、米国時間の 2012/4/10 にて、サポートが終了するということだ。

 もう、間もなくじゃないか・・・

 4月10日を廻っても、パソコンは電源を入れることもできるし、インターネットに繋げることもできる。

 しかし、マイクロソフトからのサポートが無くなると、実は困ったことになる。 プログラムには、絶対に、問題やバグがあるからだ。

 

=~=~=~=~


 構造上、どうしても、弱い部分もあって、悪いことを考えている人は、そこをついて、パソコンにいたずらをしてきます。

 そういった場合、マイクロソフトからのサポートが有れば、マイクロソフトがそれを見つけ次第、それを修正するプログラムを無償で私たちユーザは受け取ることができますから、なんとか、使い続けることができます。

 そのサポートが切れてしまいますと、何も対策がとられないまま、インターネットに接続することになります。
 マイクロソフトからのサポートが切れてしまうと、ウイルス対策ソフトなどの会社も、新たなウイルス対策データを提供することも無くなるでしょう。Vistaという母体そのものが、危うくなるなら、いくらその上にウイルス対策プログラムなどの対策をとっても、パソコン全体としては、守られません。

 それでも、パソコンをインターネットに接続しないのであれば、使い続けることはできるでしょう。

 インターネットにつないで、メールをしたり、ウエブを見たりする、今までのように使い続けることは、実際問題としては、可能でしょう。
 しかし、ウイルスが確実に入ってきます。

 すると、パソコンの中の個人情報が流れ出てしまったり、メールソフトの中の住所録が盗みとられ、その登録メールアドレス宛てに一斉にウイルスメールや迷惑メールが送りだされることで、お知り合いに迷惑をかけることになるでしょう。

 お仕事で使用するパソコンでは、これが切っ掛けとなって、お仕事に重大な影響を与えることを否定できません。

 また、BOTウイルスのようなものに感染すると、どこかの人のコンピュータを攻撃する、その手助けをあなたのコンピュータが行うことになってしまうでしょう。

 この重大な問題を知らない一般のコンピュータ・ユーザさんは、世界規模では大変な数に上るでしょうから、悪いことを狙っている人にとっては、絶好のチャンスですね。XP程ではないですが、そこそこ、売れているOS。米軍も使っているという話もあります。

 実際問題として、今日まで使っていた、あなたのVistaコンピュータはどうしたらよいのでしょうか。

 新しいWindows7のパソコンに買い換えて、今のVistaを捨ててしまうか(重要なデータを抜き取って、移し替える必要がありますね)、そのパソコンをVistaから7に換えるか。

 どちらも、一筋縄では行かないと思います。

 メーカー製パソコンでも、メーカーのほうから、7に入れ替えるための補助のデータを提供してくれているものと、そうでないものがあります。

 ここから、ケースバイ・ケースになっていきますね。

 

 

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中村 睦
でんでん工房 代表

東京都杉並区生まれ。
ソフトウエアハウスで二十年ほど勤務した後独立。
現在は「でんでん工房」代表。
日本セキュリティ・マネジメント学会会員。
月に二回程度、お台場の日本科学未来館で展示解説を行っています。(担当は生命科学、地球とフロンティア、国際宇宙ステーション)
趣味はドライブと温泉。
著書に「お気に入りのubuntu」 「理系PC初心者のためのKNOPPIX活用法」など。
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