読んでみました。働かないアリの意義。
自分が仕事熱心でないことを正当化してくれそうなタイトルに、思わず手を出してしまった。(;^_^A アセアセ
アリの社会は、生物を取り扱う研究者にとっては、とても興味深い対象なのだそうだ。
人間の「会社」「社会」と違って、言われてみれば分かることだが、アリの社会には、管理職というものが存在しない。
女王バチは、確かにトップに君臨しているだろうが、巣の全体の作成、管理維持を統制するものではない。
ある瞬間をみると、7割のアリは休んでいるのだそうだ。そして、1割は一生働かないのだとか。
意味もなくそのあたりを歩いてみたりしているだけで、仕事らしい仕事をしていないのだという。
そういえば、黄金律の話の中に必ず出てくるものとして、どんなに働き者だけを集めて来た集団であっても、彼らが一つの集団として再結成されると、必ず3割はサボるのだそうだ。逆に、サボっているばかりの3割の人を集めて再結成すると、7割が働き、3割がサボるのだそうだ。
経営者は、全員が、働く会社を望むのだろうが、実際にはそういうことはない。
この本の主旨は、その、働かない存在こそが、組織を作るために重要だということを、アリをきっかけとして、学ぶということである。
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