2011年9月アーカイブ
もう半年経った。早いものだ。
いまだに、あの津波が平野の田畑、家、ビニールハウスを流しながら侵入してくる自衛隊撮影の画像を見る機会があると、今のことのように感じる。
性善説、性悪説、という言葉がある。
人はもともと善人または悪人だという発想だが、一人の人間が両方の性格を持ち合わせているという話はこの話題では何故かふつう出てこない。
インターネットの黎明期の頃は、性善説というほうがベースになってシステムの開発がされてきた。
インターネットを扱う人は、みんな、新しい技術を協力してこの世の中に普及させていこうという大きな志を持った人々の集まりであり、まさか、悪いことをたくらんでインターネットを研究している人はいないだろう、という思い込みがどこかにあった。それに、開発を進めることで精いっぱいで、悪いことをする人の対策を考えている余裕がなかった、という事情もある。
だから、基本的にはインターネットは犯罪に弱い構造をしている。
スポーツをする人に悪い人はいない、のような言い回しを聞くことがあるが、警察官でも窃盗も酒気帯び運転もするのであって、勿論完全ということではない。
最近ではインターネットもウイルスを埋め込んだりお金を奪い取る手段として利用する人が増えてきた。それで、ウイルスやハッカー対策のことをいつも念頭に置きながらシステム開発をする必要が出てきてしまった。
東日本大震災の話題や、それに接する際に、日本人の美徳を見る機会が多かった。日本人、大丈夫じゃないか。。。という安心感を覚えた時もある。一丸となって助け合うというのが国民全体の一致した考えになった。
性善説が正しいんじゃないかな、なんて、何となく感じる機会が多くなって、少しほっとしたような気がする。
夏の終わりを感じさせるのは何だろう?
昼間、小学生が公園から居なくなること?
24時間テレビでマラソンがテレビ中継されること?
地元では、阿佐ヶ谷の阿波踊りの後、高円寺でも阿波踊りが行われる。
今年は、節電の関係で、踊る時間帯が昼過ぎの3時から6時まで、と制限され、ちょっと雰囲気が出ないが、でも、とてもにぎわった。
アマチュアカメラマンの私は、張り切ってカメラをブル下げて出かけてみたが、恐ろしいまでの人出で、足がすくんだ。駅前から、ずっと向こうの青梅街道まで、太い道がすべて人で埋まっていた。
こんなに大量の人が居るというのが信じられなかった。
少しでも撮影条件の良い場所を求めて歩こうとしてみたが、ムリ。
裏道に入ってみると、普段は猫しか入り込まないような細い裏路地まで、人が体をくねらせるようにしてすれ違っている。「もしかしたら、この先、良い近道かもしれない」と、わくわくしながら、進んでいくと、突然の袋小路で、がっかりして戻ろうとする。すると、自分の後から人がずらりと列を作って、自分の後を追いかけてきた人が一斉にUターンをして去っていく。思わず、苦笑い。
踊っている人はそんな事は構わず、楽しんで踊り続けている。
踊る人からたいへんなエネルギーを感じて、なんだか元気になって戻ってきた。
踊りが終わって、出店が片づけられてしまうと、高円寺にも本格的に秋がやってくる。
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