アナログ放送終了で地デジが見れなくなる!?
7月24日正午で、アナログ放送が終了する。
1953年2月1日に、NHKがテレビの本放送を開始してから58年、アナログ放送が終了する。
これは、既に地デジ化を終えた人には、意識する必要もないことだが、アナログやデジタルの概念がなかった頃からの歴史を見た観点からは、たいへん重要な歴史の一ページだと感じている。
ところで、私の住んでいるマンションは、アナログ停波と同時に、地デジが見れなくなることがわかった。
大家さんがあわてて対応している。
「ん? アナログ停波でアナログが見れないなら分かるが、なぜ地デジが見れなくなる?」
アナログのテレビ電波が、ビル建設などで視聴障害を起こした場合、原因となった人(会社)は、難視聴者に対して、ケーブルテレビ局などを利用して(費用を負担して)、テレビを見れるようにしてあげることになっている。
しかし、地デジでは、このような決まりはない。つまり、地デジの電波が遮られたとしても、遮られた人が自分で頑張って電波を捕まえなければならない。
私の住むマンションは、この難視聴対策区域内に入っている。
アナログが停波されると、ケーブルテレビ局によるアナログ電波の給電は終了するが、実際問題として、地デジの電波も一緒にケーブルテレビから供給されているものを利用している。
ケーブルテレビ業者は、アナログ停波後は、この地デジのサービスも停止すると考えているようだ。
それがわかったのが、昨日だ。
私の住むマンション以外でも、テレビのことに詳しくない人が管理人をしているビルでは、アナログ停波とともに、ケーブル給電の地デジが見れなくなり、驚くだろう。それは、「地デジって、いったい何?」と未だに疑問に思っていて、対策もどうして良いかも何もわからないまま24日を迎える人よりも、「たち」が悪い。何故なら、自分では何もできないからだ。自分でベランダ等にアンテナを立てることが禁止されているマンション等では、ビル全体の共聴設備による給電を壁のコンセントから受けるしかなく、地デジがどのような契約で給電されているのかを知る由もない人が多いだろう。
24日の正午すぎの12時1分に、予想外の多くの人が、テレビが急に見えなくなって驚くことになるだろう。
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