2011年6月アーカイブ
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我が家には、仕事柄 同時に5~6台のパソコンが稼働していることもあり、たとえノートパソコンであっても、それ相応の熱を出すので、トータルでは相当な発熱になる。
昨今の節電ブームで、エアコンの温度を上げたり、掛けないで外からの風を少しでも取り入れるように窓際に強力な扇風機を置いて、(人間ではなく)コンピュータに当てたりしている。
われわれ人間は、「我慢」すればよいのだが、ふと、思った。パソコンはどうだ!?
電子部品は、頑張りが効かない。突然壊れる。(経験者は語る。) すると、人間も壊れる。(^-^)
パソコンの中には頭脳の役割をする、CPUという部品が入っていて、性格上大量の熱を出すので、みんなCPUの冷却には気を使う。で、これが壊れるとお金が掛かるので、ナイーブになったりする。
しかし、昨今の技術の進化で、CPUが熱破壊することは、もう、まず、無い。
中身には強力な保護回路が入っていて、働きすぎで過熱気味になると自分自身の判断で計算速度を落とすなどして、発熱量を抑える働きを持っている。
そして、それでも尚、熱くなりすぎるときには、周囲の部品の迷惑も顧みず、自分自身(CPU自身)を守るために、突然仕事を放棄する。
(誰か、人間の顔を思い浮かべないように。)
使っている人から見ると、突然パソコンが固まるとか、電源が突如切れた状態になり、作りかけのデータが消滅したり、他の部品が道連れで傷んだりする。
で、CPUは、心配不要である。
でも実は、もっとまずいのは、ハードディスク。
ハードディスクは、熱に弱く、寿命と温度との相関関係が高い部品なのだ。
CPUのように、自己保護の働きはない。
壊れだすと、ボロボロと歯が抜け落ちるようにデータが壊れていくが、壊れ始めには気が付かないことが多く、気づいた時には重要なデータが永久に消滅していることも珍しくない厄介な部品である。
パソコンが壊れるのは、落下とか水没を除くと、多くがこのハードディスクの寿命によるものである。
それで、ハードディスクの内部温度を表示してくれるアプリを導入し、表示してみた。
このハードディスクは青い四角の中に30℃と書いてある。
しかし、その表示の上の方に、48度を示す別のハードディスクもある。
手持ちのSONY VAIOノートは、あるとき50度を超える温度を示していた。あわてた。壊れてしまう。壊れなくても、この温度が続くと寿命に悪影響がある。
しかし、同じ部屋で並んでいる、PanasonicのLet's Noteは、38度だった。
この差は消費電力が抑えられているか、放熱性能がどうか、という違いになる。元々、長い間電池が持つことで有名な後者のノートパソコンは、発熱量も少なく、暑い部屋でも元気に動いている。
設計思想の違いなので、これだけで安直にパソコンの良しあしを語るものでないので、ご注意を。
周囲温度が高温になるとまずい機種は、それなりに、注意して使わなければいけない。
その他、これらのハードディスクの情報を表示してくれるソフトを見ると、通電中に衝撃を受けて傷んだ回数とか、内部で記録の扱い時にエラーが起きた回数、正当なシャットダウン手続きを経ず電源が急に落とされてしまった回数など、ハードディスクの健康状態を見る上で必要であり、大切なデータの欠損からいち早く回避するきっかけを与えてくれる。
どうぞ、みなさんも、大切なデータを保持してくれているお手元のハードディスクの健康状態をチェックしてみたら如何でしょうか。
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