読みました。「残念な人の思考法」
世の中には、はたから見ると、なんでそういう行動をするのだろう、ちょっと○○すれば、すごくよくなるのに、と考えさせる人が何処にでも居るものだ。
そして、同時に、きっと自分も気が付かないだけで、何か気づきがあれば、ずっとずっとパフォーマンスが上げられるのだろうという期待が何処かにある。
初めのうちは、思ったようなケースについて語られていて、期待通りだと思った。
以前からずっと疑問に思っていたことが有って、今は就職難で面接を100回くらい受けていて、それでも就職先が決まらないという方も多い。
では、面接をする側は、いったいどういうことを考えて、どういう観点から短い時間で相手の人間を見抜くのだろうか。その尺度は、たとえばある人は、どういうものを持って居るのだろうか。
この著者も、面談をして自分の会社に社員を雇う立場として、次のようなことを教えてくれた。
業務特性などにかかわらず、高いパフォーマンスを上げる可能性のある人の話は、以下の特徴を持って居るそうだ。
*話が具体的である。
*過去形で話をしている。
*後付けによる考えではない。
*やればよかった、と後悔していることや、ポリシーではなく、そのときに実際に取った行動である。
*他人とかかわる部分については、その会話内容まで詳細に再現できる。
また、その行動特性は、次のような共通点があるのだそうだ。
@自分自身がとった行動を、きわめて詳細かつ正確に思い出すことが出来る。
@面接で特定できる行動の数が非常に多い。
@多くの種類のスキルを使い分けている。
@普通の人には見られない、独特な発想に基づく行動が必ずある。
@面接で、こちらから質問しなくても、自分で話を続けることが出来る。
@主題が必ず「私」になっている。
なるほど。とくに、最後の指摘はうなづけるような気がする。
参考になった。
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