2011年1月アーカイブ
飯田橋の東京理科大学には、「近代科学資料館」という建物があります。
http://www.tus.ac.jp/info/setubi/museum/
ここは、大学の創立110周年を記念して平成3年に建てられたそうです。
建物は非常に伝統的で重厚な落ち着いた雰囲気です。
こちらの特別展示ということで、
http://www.tus.ac.jp/info/setubi/museum/pdf/data.pdf
「エジソン蓄音器から最新ICレコーダーまで」というタイトルで、企画展示がありましたので、早速出かけてまいりました。
昔の音を聴く会、ということで、なんと、エジソンとベルリナーが発明した蓄音器の音を実際に聞くことができました。
ここの資料館では、なんとこれらの蓄音器や古い機械を「動態保存」しています。
ただ、飾ってあるだけではなく、実際にこれらから音が出てくるのですから、驚きです。
蓄音器自体は、八王子のミニコンサート(http://kazu.bcb.jp/2010/05/post-15.html)で聞いたことが有りますし、エジソン蓄音器も博物館で見たことが有りますが、実際にそれらを並べて聴き比べるという機会はありませんでしたから、なかなか、貴重な体験だと思っています。
円筒形の茶筒のようなものの表面に、溝が切ってあって、そこを針がトレースして音を出します。
ただ、針が動く方向が、レコード板(筒)面に対して、垂直方向に動くというのが、エジソン式の特徴です。
次の写真では、その筒と針の部分を拡大して写したものをお目にかけます。
どうでしょうか、このラベルを見ると、とても伝統を感じるような気がしませんか。
この絶妙な構造が洗練されていて、美しさ差へ感じました。
八王子の「蓄音機の会」で聞いたものは、ベルリナー方式です。針がレコード盤に対して左右に振動することで音を出します。この方式の違いで、エジソンが筒状の量産が難しいレコード盤を使用しますが、ベルリナーは円盤式の量産に向いたレコード盤を扱うことになります。
この方式の違いによる技術的なものと、録音するコンテンツの種類を決める営業的な策略によって、エジソン方式は負けてしまうのですが、この場で両方の音を聴く限りでは、エジソン方式のほうが音が良いように感じてしまいました。(あくまでも個人的な感想です。) ベルリナーの蓄音器では、彼自身が演奏するバイオリンが流れました。
その他、この資料館には、昔のコンピュータや歴史的な巻き物、実際に触って遊べる簡単な実験用具などが置いてありました。
残念なことに、この企画展は1月29日で終わってしまいますし、エジソン蓄音器等の演奏を実際に聞けるイベントは明日1月22日で最終回を迎えます。
ご都合がつく方は、ぜひ行かれてみてください。
このほかの写真は、
http://picasaweb.google.com/denden.nck/20110115?authkey=Gv1sRgCKjyud67wpngmgE&feat=directlink
からご覧いただけます。
「スティーブジョブス」という方は、アメリカの実業家です。
彼を知らなくても、Macを知らない方は少ないでしょう。
スティーブジョブスは、あの有名な、マッキントッシュを開発した会社、アップル社を立ち上げたメンバーの一人です。
彼が大学の卒業式でスピーチをしている様子が、YouTubeで紹介されています。
その1)
http://www.youtube.com/watch?v=DE8HrWmnLwA&feature=player_embedded
その2)
http://www.youtube.com/watch?v=54pPcsDEc6M&feature=player_embedded
大学に入学した彼は、大学で人生の目標を見つけられるかどうかが心配となり、やがて中退してしまいます。しかし、その後、自分が興味を引く授業に出ることができました。なぜなら、必須の授業に出る必要がなかったからです。(笑)
そこで彼は、授業を通して、美しい文字のデザインの手法と出会うことができました。これは、中退したことで出会えたと結果的にはいうことができます。
その手法を用いて、彼はMacで美しい文字を表示する技術を開発します。これがMacが他の(Windowsを含む)OSと違った強みを持つことができたきっかけになります。
やがて彼は、自分で作った会社をクビになります。
その後数か月は、なんだか分からない状態になりますが、彼はそれでもコンピュータの仕事が好きであるということに気が付きます。新たに起こした会社は、やがて彼をクビにした、そして彼が元々作った会社に、買収されます。そういう経緯があって、新たな技術をひっさげて彼は元の会社に戻ります。
もし、一旦クビになるということがなければ、そういった新たな展開は無かっただろう、これは必要な試練だったのだ、と彼は振り返ります。
色々な出来事を事前に予測することはできなくても、後で振り返ると、点と点がつながる。彼はそういいます。根性、運命、なりわい、何でも構わないので、その点がどこかにつながると信じていれば、他の人と違う道を歩いていても、自信を持って歩きとおせるからです。それが、人生に違いをもたらすと、彼は説いています。
上のURLをクリックして、ぜひスティーブの話を聞いてみてください。
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