2010年10月アーカイブ

副題が、「運を引き寄せる技術」。作者は、桜井章一という方で、麻雀の世界で、非常に強くて有名な方なのだそうだ。

 だれでも、ツキはほしい。
 麻雀という勝負事の世界は、流れてくるツキを常に意識している世界なので、そういう感覚が研ぎ澄まされている人が強いのだろう、とまず思うが、勝負師にこういう本をまじめなタッチで書かせるということは、いったいどういうことか?と思うと同時に、勝負はツキか?と思ってしまう。

 彼によると、「ツキは、突然湧いてくると思われがちだが、実は必ず人を選んでいる。それは卓の上をさまようツキを見れば明らかだ」。 へぇ~、ツキは、さまよっているんだ。

 簡単に言うと、彼の考えでは、

ツキは、以下の3種類がある
 「天運」。天から授かる。何の理由もなく突然降って湧くように。宝くじが大当たり、逆に事故に遭うとか。本人の努力に無関係。

 「地運」。場所に運が憑くのだそうだ。確かに勝負星というのはあるし、時刻方角場所の運はある。時間とともに移っていく。経験的に認める。

 「人運」。各人が感性や行動で作り出す。

 彼に言わせると、ツキは循環するもので、使い切るとか、長期的にみると±ゼロ、ということはないそうだ。ツキは(今日は嫌なことばかりだ、というような)気分ではなく、身体が感じ取るエネルギーのようなもので、感性に従うことでやってくる。ビギナーズラックは感性しか頼るものがないから、当たるのだそうだ。

 ツキをひきよせるには、「考えすぎない」「一つのことに集中しない」「見返りを求めない」「遊び心を持つ」だそうだ。いずれも、【感性】を鈍らせない、または、せっかく感じた【感性】を、見過ごさない、ということに尽きる。

 そんなツキの話の中で、彼の文章に面白いものを見つけた。

 赤ん坊がお乳を求めて母親に抱きついてくる。母は子供を抱きしめることで、乳を与え、子を守りたいという使命感や喜びを感じるだろう。
 このとき、こういった自然な感情に「愛」という言葉を当てはめてしまうと、それからは「愛」という言葉に縛られていく。本当はそこに「愛」は無いかもしれない。単なる動物の本能でしかない。そこに人間は、耳あたりの良い言葉を当てはめることで、不用意に縛ることになってしまう(かもしれない)。だから、

「母親はなるべく子供と触れ合える距離にいるべきだ。子供には母の温かみが必要だ。母には乳がある。これは金では買えないし父にもない。」

これは、「愛があるから傍に居なさい」に代わるセリフ。こちらのほうが、自然だという意見だ。これは、「子供を演じる子ども」、の話にもどこか通じるものがあると思った。

 Windowsしか知らなかった私も、時代の趨勢にはかなわず、iPadをついに買ってしまったのは2ヶ月前のこと。

 それを実際に持ち歩いてみて、使い勝手を体験してみたのだが、この大きな筐体をポケットに入れて持ち歩き、お気に入りの音楽を聴くのは現実的ではない。うっかりと、大きなタッチパネル面を傷つけたり、最悪、割ってしまう危険も感じる。(セロテープで簡易修理して、根性でそのまま使っている人を見かけることも少なくない)
 また、簡易的な手帳として使用するのは、大きい方が見やすいとはいえ、実際使ってみるとキーボードは複雑な文章を打つ気にはならない。

 やはり、携帯性を考えると、iPod Touchではないと駄目だ。

 ということで、勢いで、こちらも買ってしまった。ヨドバシカメラに注文して2週間待った。

 iPadから入ったので、Touchは画面や字が小さく使いにくく感じる。逆ならそうは思わず、iPadの使いやすさがありがたく感じられて、おしまいであったろう。

 さて、実際に携帯すると、どうしてもインターネット接続が無いと何も使えないことが今更のように強く意識された。コンピュータは、ネットに繋がらないと話にならない存在なのだ。普段は家にいるからそんなことは意識しない。でも、こうなると、外出中では全然駄目だ。
 そこで、マクドナルドなど、WiFi環境を提供している場所にいれば、これも解決するのだろうと思っていた。

 ここに大きな落とし穴があった。
 iPad(私のはワイファイ(WiFi)内蔵のタイプのモデル)を買うと、Appleから、2年間使用できるマクドナルドや空港で使えるWiFiのアカウントが無料でついてくる。当初これを、Touchでも使用するので2年間は安泰だと思っていた。

 しかし、期待に胸を膨らませて(腹ではない。こっちは、単なるメタボだ。)マクドナルドにTouchをもって、ハンバーグを食べに、ではなく、TouchをWiFiに繋げるために出かけてみると、。。。。つながらない(>_<)。

 エラーメッセージをよく読むと、このWiFiのIDは、iPadでしか利用できない、とある。

 うまくできているなあ。

 結局、普段の持ち歩きも含めて考えて、E-MobileなどのWiFiルーターを用意せざるを得なくなってしまった。

 

 iPadやTouchを買ったのは、遊ぶだけが目的ではなく、これらを使用したアプリを自分で作成してみることが目的である。AppleStoreで配布できるような、また、一般向けではなく特殊な(個別の)用途でも役に立つようなアプリを作成できるようになりたい。そのためには、まずは自分で所有して、暫く使い込んでみることが必要と考えた。

 よって、しばらく使い慣れたところで、いよいよ、開発用のマックを買ってこなければいけない。

中村 睦
でんでん工房 代表

東京都杉並区生まれ。
ソフトウエアハウスで二十年ほど勤務した後独立。
現在は「でんでん工房」代表。
日本セキュリティ・マネジメント学会会員。
月に二回程度、お台場の日本科学未来館で展示解説を行っています。(担当は生命科学、地球とフロンティア、国際宇宙ステーション)
趣味はドライブと温泉。
著書に「お気に入りのubuntu」 「理系PC初心者のためのKNOPPIX活用法」など。
連絡先 info あっと denden-kb.jp (あっと の部分を@ にして下さい)

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