2010年9月アーカイブ
明日でもう10月。
夏が長かったせいか、9月が終わってしまうという現実を受け入れられないでいます。
天気予報によると、昨日だけは少し秋の晴れ間がのぞくが、その前後はずっと雨だということで、急に思い立って、車を出しました。
東名高速の御殿場インターを降りて1時間ほど走ると、南側の登山口である、富士山御殿場登山口まで容易に到着することができます。
あいにく天気は良くなかったのですが、それはそれ、雲の形や色が幻想的です。
5分も経つと雲が突然無くなっていたり、新たに自分が雲の中に立たされたり。
もちろん、本当は登山をすれば良いのですが、本格的に登山をしなくても、この駐車場に車を停めて、長い間ぼおっとしているのも、悪くないです。
(左の写真をクリックすると、富士山五合目の看板が見えます)
ここから見えた景色を数枚載せます。気温は6℃で、半袖では立っていられません。真夏の暑いときには台所の冷蔵庫に首を突っ込むと気持ちよかったのですが(笑)、こう寒いとやっていられません。でも、頑張って撮影します。さすがにその後は、車の中に閉じこもって、そこから見ているだけでした。
ここから見ると、雲が足の下にあり、また、頭の上にも雲があります。視界の右側にはその雲と雲の間に夕陽の太陽が顔を出し、左側にぼこっと頭を出している雲の塊をそこだけ赤く照らし出します。その様子も、数分ともたず、また次の景色に変わっていきます。
実は、その後に、サプライズがありました。
たくさんの野生の鹿をみることができました。
道路の横の深い森に、光の点が2つ。何かと思ったら、まもなく、野生の大きな鹿が現れました。こちらを向いた凛々しい姿。美しいと思いました。
まもなく次の鹿が。子供の鹿が2頭、ゆっくりと隠れて行きました。兄弟のような感じがしました。今日はラッキーだ!
左コーナーをゆっくりと曲がると、道端に、大きな鹿が一頭、佇んでいました。私の車はその横30cmのところで急停止。その様子に驚いて、隠れてしまいました。
鹿せんべいを車に常備しておくべきでした(^-^)
あまりに突然の連続だったのと、暗い場所ばかりだったので、写真を撮影する余裕がなかったのは残念。
宮島で人に慣れた鹿はたくさん見ましたし、お腹も撫でてみましたが、やはり野生の鹿は顔つきも姿も違います。
また、行ってみたいと思います。
10月下旬からは閉鎖されてしまいますので、それまでに行かないといけません。
去り行く夏を惜しむように、江ノ島・鎌倉辺りに散策に出かけました。
異常気象とか言われる暑い夏ですが、去って行ってしまうと思いますと、少し悲しい感じがします。
ちょうと、お祭りをやっていて、賑やかでした。
で、晩御飯を求めて鎌倉駅西側に向かい、老舗のとんかつ屋さん「勝烈庵」に入りました。地元では昔から定評のある、美味しいカツを食べさせてくれるお店です。
今回食べたのは、「9月の五山定食 鎌倉野菜使用」というもので、豚カツ、海老、南瓜入りメンチカツ、水茄子チーズ挟み、完熟トランペットズッキーニ。お味もボリュームも満点。でした(^-^)
それで、今日のブログで書きたいのは、お箸なんです。最近、エコブームということもあって、使い捨ての割り箸から、何回も洗って再使用できるリターナブルの樹脂製の箸が多くなってきました。吉野家松屋もそうですよね。
環境には良いのかもしれないですが、重くて、掴んだものが滑るし、太いし、味を損ねるような感じがします。
しかし、このお店の箸は、割り箸でした。しかも手に取った瞬間に驚きました。とっても軽くて、しなやかで、美しいのです。箸のほうからすっと手になじんでくるような温かさがありました。
時代に逆行しているといわれればその通りかもしれないのですが、こういう美しいものに食事の際に触れるということで、なんとなく心が豊かになったような気がしました。
お箸の袋の裏には、
「世界遺産 吉野熊野古道の箸
世界遺産吉野熊野山林の杉の端財・間伐材を有効利用して作られたこのお箸は安心安全な日本製です。
天然の素材は健康にも良く、森林資源の再生と育成に役立つ自然環境に優しい製品です。
ご使用後は箸袋に収めてお持ち帰りいただき、水洗いしていただけましたらご家庭でもご使用いただけます。
お箸は大切にお使い頂ければ幸いに存じます。
宮内庁御用達 箸勝本店 謹製」
もちろん、持ち帰って丁寧に洗い、また有難く使わせて頂こうかと思っています。
なんだか久しぶりに良いものに接した感じがしました。
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