第一回 蓄音器を聞く会に参加しました。
5月15日に行われた、カズさん主催の、蓄音機を聴く会に参加しました。
会場は、八王子駅から近い、小さな落ち着いた喫茶店でした。
当初、蓄音機と言うので、大きなラッパのついた、立方体の箱のようなものを想像しておりましたが、行ってみてビックリ。
綺麗にデザインされた、それほど大きくない、蓋のついた箱がテーブルの上に置かれていました。
お客様は10人くらい。みんな、本物の蓄音機の音を聴くのは、初めての人ばかりです。
さて、一枚目のレコード盤が置かれて、カズさんが慎重に針を落とすと、驚きました。
すごい雑音。
オーディオ機器は、ザーみたいなノイズを、如何に減らすかということがチェックポイントの一つになっています。
ところが、この蓄音機は、そんなこと、一切気にしません。
針がレコード盤とこすれ合うときの猛烈なノイズは、不思議と曲に温かみを与えるということに、やがて気が付く事になります。
そして、雑音があることが、当たり前という感じになって行きます。
一曲掛ける度に、カズさんは針を慎重に好感し、また、適当なタイミングで、ぜんまいを巻きあげます。
ものすごく、アナログな世界です。
次に疑問として沸いてきたのは、この音量はどこから沸いてくるのか、ということ。曲によっては、うるさいと思えるくらいの音量が有ります。
カズさんのご説明では、レコード針の取り付けてあるピックアップ部分(?)が一番大変で、細い管を伝わりながら、音が増幅されるのだそうです。
そして、最後に、箱のふたに反射して聞こえてくる。
蓋には、HMV(His Master's Voice)で有名な、お座りした犬の絵が画かれています。
その説明は分かったのですが、実際として理解できません。
かわいい犬がお座りをしてスピーカーから出てくるご主人様の声を聞いて感心してしまう空間です。
きっと、実は電池が内蔵されていて、小型のアンプとスピーカーが箱の中に仕込まれていると考えた方が自然でしょう。ゼンマイのエネルギーだけで、この音が出ているのです。
この蓄音機には、構造上、ボリウムというものが存在しません。
また、大変なことに、針は使い捨てで、一曲演奏する度に、針交換をします。この針は日本では手に入らないので、輸入しているのだそうです。
暖かい、豊かな音が流れてきます。
本当にそこに歌手が居るかのような錯覚を覚えるようなものもありました。
録音装置も大したものがなかったでしょう。歌をうまく聴かせるようなエコーとかも無い事に気が付きました。当たり前です。そのことが、肉声をリアリティ豊かに伝えている要因の一つと言うことも言えるでしょう。
行ってみて良かったと思える時間を頂きました。
カズさんありがとうございます。
なお、この他の写真は、
http://picasaweb.google.co.jp/denden.nck/20100515#
をクリックしてご覧ください。また、画質は悪いですが、
http://kibo.sakura.ne.jp/hmv.mov
ではその時の様子が動画でご覧いただけます。(QuickTimeというソフトがインストールされている事が必要です。クリックして再生が始まるまで、お使いのパソコン環境によっては、15分くらい待たされる可能性が有りますから、時間が有るときにお楽しみください)
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