2009年11月アーカイブ
国際宇宙ステーション(ISS)から切り離されて、スペースシャトル アトランティス号が、27日23時44分(日本時間)に、無事地球に戻ってきました。
ISSやシャトルは、宇宙空間に居る時、条件が許せば、飛んでいるところを、星がゆっくり動くような感じで見る事が出来ます。
着陸の約6時間前、東京付近でも宇宙からの光を点が動くようにしてみる事が出来ました。
そのときh、シャトルは秒速(時速ではない)10キロ(10mでもない)という恐ろしい高速で動いていました。地球を一周するのにわずか90分という世界。それが、地上に降り立って、ぴたりと静止した瞬間は、感動を覚えます。
不幸にして失敗したときには大々的に報道される宇宙開発ですが、このように無事帰還してもほとんどニュース番組には登場しませんね。
だから、一般の人の感覚では、宇宙開発は危険だという印象の方が強いと思います。
でも、今日は、安定したランディングを見て、「もう、宇宙開発、大丈夫なんじゃないの?」という気になってきました。
人生半世紀生きてしまいましたが、今日はスピードスケートの岡崎朋美が手足胴体に30キロ近い重りを巻きつけて御寺の長い階段を駆け上って、それが20歳の時よりも速くなっているという話を見て、なんだか勇気がわいてきました。まだ、宇宙に行けるきっかけが自分にも残されているんじゃないか、なんていう気分になってきました。
宇宙にまで飛んでいくスペースシャトルですが、降リてくるときはグライダー状態で、万一着陸に失敗しそうになって、また飛び上がってアプローチしなおそう、と思っても、それはできないのです。一旦降り立った後にまたすぐ飛び上がるだけのエンジンを積んでいないのです。なんだか、変な話ですよね。ぶっつけ本番でやらないといけないので、パイロットは相当プレッシャーがあると思います。
でも、非常に美しいランディングでした。
これから個人的に祝杯をあげます。
(写真はNASAのホームページより)
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