勝間和代さんの本「効率が10倍アップする新・知的生産術」を読みました。

 8月中は大変多忙でしたので、読みたいと思ってもその時間と体力がなく、積ん読、という読書しかできないでおりました。

 今日は涼しいことですし、部屋の片づけ。。。と思って床に座ると、資料の下から本が出てきて、そこに座ったまま、片づけの手を停めて、本を読みふける、という状態になっています。
 (だから、整理が進まない。)

 本を自分で書いて、タイトルを考えるようになってから、どういう本が売れやすいのか、それはタイトルに選ぶ語句や言い回しが重要だという事に気が付き、次の本(9月28日ごろ店頭に並ぶ)には、「○○入門」[概説○○」ではなく、「お気に入りの○○」という、やわらかいタイトルを付けるようにしました。

 勝間さんのこの本を手に取った時に、「実際に誰も測定したわけではないのに 10倍という数字を並べる」「陳腐なものでも 「新・」というと目新しく感じる」というネーミングに、非常に違和感を覚えたものですが、勿論これは、営業担当者の知恵の産物という点もあるでしょうから、気にしないで中身をシッカリ見ようという気になりました。

 内容は、言われてみれば当然なのでしょうが、忘れていたことがいくつかあります。

 Googleのメール、フリーマインド、などは、同じようなことを言っている人は多くいらっしゃいます。
 でも、「最近の人は、原理原則を体験せず、その応用方法ばかりを求め、それに失敗するとまた次を探す、ということの繰り返しが多い。ちゃんと自分自身で五感を駆使して、基本から学ばなければいけない」というのは、忘れていましたが確かにそうだと思いました。でも、応用から書いてある「モテるデートに使える名店紹介集」みたいな本は私も思わず手に取ってしまいます(;^_^A アセアセ  美味しいものがどうしてデートのキーを握るのか、改めて考えてみれば、その他の接し方でも、反省すべき点が出てくるのかもしれません。

 また、五感の中で情報効率が良いのは「視覚」なのですが、いつも「視覚」はパソコンなどで使いきっているので、「聴覚」も有効利用すると良いとか、味覚は他のものと組み合わせる、例えばランチミーティングは美味しいものを食べるようにする、みたいな話もうなづけます。

もっとも身近な参考になった話という事では、

・自分が相手にどのような全体像を伝えようとしているのか
・それをフレームワークで分解すると、とのような構造になるのか
・簡略化した時の最も重要なメッセージは何か
・そのメッセージの中で、さらに相手に伝えることが必要な階層情報は何か

を意識してイメージしたうえで、メールを書いたり話をしたりする、ということです。ちょっと気をつけてみようかな。

 

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中村 睦
でんでん工房 代表

東京都杉並区生まれ。
ソフトウエアハウスで二十年ほど勤務した後独立。
現在は「でんでん工房」代表。
日本セキュリティ・マネジメント学会会員。
月に二回程度、お台場の日本科学未来館で展示解説を行っています。(担当は生命科学、地球とフロンティア、国際宇宙ステーション)
趣味はドライブと温泉。
著書に「お気に入りのubuntu」 「理系PC初心者のためのKNOPPIX活用法」など。
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