2008年7月アーカイブ
知り合いから突然この深夜に長いメールが携帯に届き、何だろうと思ったら、お兄さんが食道がんで、転院の末、二度の抗がん剤を終えて数週間後に手術だという。
で、生存率とか聞かれて、何回かのやりとりのあと、「生きられますか?」と単刀直入に聞かれた。私はコンピュータ屋であって、医者ではないが、何故かこういう場合に頼りにされることが多い。
色々聞くと、ステージ2で動脈に浸潤があるらしいという。
自己血を大量にとり、8時間の大手術に備えているらしい。
この場合、たぶん、食道と周囲のリンパを総取り出しして、胃の上のほうの管をぐぐぐぐぐっと伸ばし、首の下あたりに直接繋ぐ様な手術を受けるのだろうと想像した。首のあたり、胸のあたり、胃のあるお腹と、たくさん切らないといけない。術後の痛みも半端ではないだろう。
中には、がんを切るのはあきらめて、細くなった食道を諦めてバイパスの新しい食道を埋め込む手術を受ける方も居られるのだそうで、それを考えると、まだ手術適応ということで、「軽い」のかもしれない。
しかし、より重い(悪い)例を持ってきて、それと比較して励ますというのもどういうものだろうか。悩む。
上には上があるとか、そういう励まし方も常套手段なんだが、こと、肉体に関するものは、心に引っかかるものがある。
しかし、可能性がゼロではないかぎり、何とか回復してもらいたいものである。
何とかして励ましたいものだ。病気は、諦めると治らない。不思議だが、気の持ちようというファクターは非常に大きい。
逆に言うと、一介のコンピュータ屋に色々聞いてくるということは、担当医から十分な説明が受けられていないために、わらをもすがる気持ちで訪ねてきているという事も考えられる。そういう人は多いと思う。不幸なことだ。
なにか、こういう人を救うことができる仕事はないものだろうか。
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