紺屋の白袴
パソコンにとりつくウイルスは、怖いものです。
内部のデータを破壊されるくらいならまだマシで、あなたのパソコンの中のデータを、こっそり、外に持ち出して、不特定多数のところにばら撒いたり、銀行口座の情報を盗み出して勝手にお金を下ろしてしまったりします。
また、犯人がねらっている特定の会社のウエブサイトを攻撃する為の仲間として、いつのまにかあなたのパソコンが参加するように仕掛けられたりします。本人が知らないうちに、犯罪の片棒を担がされてしまう訳です。
被害者が裁判を起こした場合、あなたは、訴えられる事になるかも知れません。
私の家にも、知らないところから突然、何か大変重要そうな名簿とか、知らない人の生写真が送られてきたことがあります。特に、あまり他人の目に触れられたくない(笑)ような写真が多いです。
いま、みなさんがパソコンショップに、ウイルス対策ソフトを買いに行くと、沢山の種類がありますが、大きなものは、トレンドマイクロ社(赤っぽい箱)と、ノートン社(黄色っぽい箱)の二社です。
このうち、トレンドマイクロ社のホームページが、
3月9日21時頃から改ざんされていたことが判明しました。
ウイルス対策メーカのホームページを改ざんする事に成功した犯人は、今頃、大喜びしているのでしょう。
http://jp.trendmicro.com/jp/about/notice/0312/index.html
改ざんされるだけならまだ良い??のですが、そこのホームページを見に行った人は、ウイルスに感染している可能性があります。
同社は、そのウイルスは既に同社のソフトを買った人は、最新パターンファイルで対応済だから、心配ない、とうたっていますが、そういう問題ではないです。
ウイルスの感染から逃れる為に、同社のウエブページを訪れた人が、ウイルスに感染してしまうのですから、良く判らない話です。
車の速度取締り装置を作っている会社が、レーダ探知機を作っているという笑えない話から、今回の事件も深読みする人も出てくるのではないか、なんて考えてしまいました。
ウイルス対策ソフトが入っているパソコンを持っていても、調べると、其の機能がONになっていないケースも散見されますし、最新パターンファイルに更新していない人も多く、お知らせしても、それはなに?と聞き返される事が多いです。
いずれにせよ、パソコンに何も対策をしていない人は、注意した方が良いです。
で、何を注意するか、一向に説明になっていないという現実も有るんですが(笑)
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